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SEOとドメイン(4)日本語ドメインのほうが半角英数ドメインよりも上位表示されやすいのか?

2018年04月09日

セミナー中によく頂くご質問の1つに『日本語ドメインはSEOに有利なのか?』というものがあります。

4,5年前のGoogleではドメイン名が英数半角のものではなく、日本語のドメイン名のサイトのほうが明らかに上位表示しやすいという傾向がありました。

当時は、アフィリエイトのサイトの多くが:

www.脱毛サロンランキング.com

www.FX初心者.biz

のような日本語ドメインを使って

脱毛サロンランキング



FX初心者

のようなキーワードで上位表示しやすい傾向がありました。

しかし、2年くらい前からそうした傾向は徐々に減ってきています。

下の表は2016年11月と2018年4月の「任意売却」という難関キーワードでのGoogle上位20サイトのURLです。





ご覧のように2016年11月には上位20位のうち

www.任意売買.com

のような日本語ドメインを使っているサイトが2サイト10位以内に2つもランクインしていたものが、その約2年後の2018年4月には1件だけが上位20位にランクインしているだけです。

これはほんの一例で、他の難関キーワードでも日本語ドメインを使っているというだけで上位表示されやすいという傾向は明らかに無くなってきています。

代わりに新しい傾向が見られるようになりました。

それはキーワードを英語で表現したドメイン名が上位表示しているという傾向です。

例えば、バッグ というキーワードで上位表示を目指す場合はローマ字の

baggu

ではなく英語の

bag

という言葉をドメイン名に含めるとGoogleはbag = バッグ

と認識してくれるので

www.bag-hanbai.com

というドメイン名でサイトを開くと

バッグ



バッグ 販売

というキーワードで少しですが上位表示しやすくなる傾向があります。

Googleが英語を日本語に変換しているかを確認する方法はGoogleで英語表記、例えば

bag

で検索してみて、検索結果ページ上にその日本語訳の 

バッグ 

という言葉が表示されているかを確認して、バッグ という部分が太字で表示されているかを見ることです。

下の図は実際にGoogleで

bag

というキーワードで検索した検索結果ページです。

《bag で検索した時の検索結果》



《拡大図》



ご覧のように bag という英語で検索したのに日本語表記である バッグ と書かれた部分が太字になっていることがわかります。

これはGoogleが bag という英語を バッグ という言葉だと理解しているシグナルです。

Googleはこれまで以上に英語と日本語の関係を理解するようになってきています。

効果の減ってきている日本語ドメインを無理して購入してサイトを開くのではなく、見た目もスマートな英語を含めたドメイン名を購入することも検討すべきではないでしょうか?

特に日本語ドメインの最大のネックは、ブラウザ上では日本語で表記されるものの、それをコピーしてメールやワープロソフト等に貼り付けると文字化けしたような意味不明の文字の羅列になってしまうことです。

《ブラウザ上に表示されている場合》



《メールやワープロソフトに貼り付けた場合》



以上ですが今後のSEOでは、日本語ドメインではなく、英語ドメインのほうが将来性が高いはずなので、無理をして日本語ドメインを購入するのではなく、英語が含まれたドメインの購入を検討した方が良いのではないでしょうか?

【関連情報】
SEOとドメイン(1)Googleはドメイン単位でサイトを認識するのか?

SEOとドメイン(2)どのような時に新しいドメイン名を取得してサイトを開くべきか?

SEOとドメイン(3)ドメイン名にキーワードが含まれていた方がGoogleで上位表示しやすいのか?
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