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SEOとドメイン(3)ドメイン名にキーワードが含まれていた方がGoogleで上位表示しやすいのか?

2018年02月17日


前回に続き、SEOとドメインについて解説します。

今回は「ドメイン名にキーワードが含まれていた方がGoogleで上位表示しやすいのか?」という疑問です。

WebページのURLには極力そのページを上位表示したい検索キーワードを含めた方が、含めないよりもGoogleで上位表示している傾向があります。
理由は、検索エンジンがWebページが何について書かれたものかを判断する時に、重要な手がかりにしているからです。

例えば、ハワイの観光情報のページのURL(Webページのアドレス)が:

www.usa-tour.com/tokyo.html
だとか、
www.tokyo-ryoko.biz

だということは先ず統計的にもほとんどないはずです。

普通はハワイのことを書いたページなら
www.usa-tour.com/hawaii.html
だとか、
www.hawaii-ryoko.biz
というようにURLのどこかにhawaiiという言葉が含まれていることがほどんどです。

5,6年前にはドメイン名や、ドメイン名の後ろに来るディレクトリ名やファイル名などのURL部分に上位表示を目指す目標キーワードが含まれているWebページがとても上位表示しやすくなったことがありました。

しかも、ディレクトリ名やファイル名に含めるよりも、それらの前にあるドメイン名に目標キーワードが含まれているWebサイトが上位表示しやすいとう状況でした。

その結果、当時はアフィリエイターが上位表示を目指していた美容関連、健康関連、金融関連のキーワードでGoogle検索をすると上位トップ10の半数近くが

www.ダイエットおすすめ.net

www.サプリメント口コミ.biz

www.FX初心者ブログ.com

のようなドメイン名に上位表示しているキーワードが含まれたものでした。

上位表示しやすかったのは日本語のドメイン名だけでなく、半角の英語やローマ字も同じでした:

www.iphone-shuri.com

www.investment.net

www.diet.biz

ここで気になるのは目標キーワードを含めるのはディレクトリ名や、ファイル名よりもドメイン名のほうが効果があるのかということです。

様々なキーワードで近年調査した結果、特にドメイン名に目標キーワードが含まれているほうがディレクトリ名や、ファイル名に含まれているよりも大きな効果があるとは言えないことがわかりました。

ということは、ドメイン名でも、ディレクトリ名でも、ファイル名でもどれでも良いのでこれらいずれか1つには目標キーワードを含めたほうがそうでないよりも上位表示している傾向が高いので、含めたほうが得をするということが言えます。

ただし、Googleは検索結果の品質を維持する「サーチクオリティーチーム」向けに2011年に作成したGeneral Guidelines(品質ガイドライン)2011年版で、1つのURLの中に複数回同じキーワードが詰め込まれていることはスパム行為(検索エンジンロボットを欺く行為)であるサインであると述べています。

《URLへのキーワードの詰め込みを警戒するよう指示するGeneral Guidelines 2011年版》



Googleは明らかに1つのURLの中に複数回同じキーワードが詰め込むとそのページはスパム行為をしているページであると判断し、ペナルティーを与える可能性があることを示しています。

ですので、絶対に意図的に1つのURLの中に複数回同じキーワードを繰り返し書いたり、ドメイン名の中に1回、ディレクトリ名に1回、ファイル名で1回というようなキーワードのURLへの詰め込みが避けるべきです。

《Googleにスパム判定される可能性があるURLの例》

www.iphone-shuri.com/iphone/iphone.html

www.FX初心者ブログ.com/fx/shoshinsha/fx-column/fx001.html

以上ですが、まとめると:

1、URLには目標キーワードを含めたほうが含めないよりも上位表示に若干有利である可能性が高い

2、目標キーワードを含めるのはディレクトリ名や、ファイル名よりもドメイン名のほうが効果があるということは無いのでドメイン名、ディレクトリ名、ファイル名のいずれか1つにはそのページの目標キーワードを1回含めたほうが良い

3、ただし、意図的に1つのURLの中に複数回同じキーワードを繰り返し記述するのはGoogleによってスパム判定されるリスクが高いので避けるべき

ということになります。

ぜひこうしたルールを守って各ページのURLを決めるように心がけて下さい。

ついにGoogleが全ページSSL化していないサイトは「保護されていません」とChromeに表示することを決定

2018年02月12日
Googleは2月8日、その公式ブログ「Google Security Blog」で全ページSSL化していないサイトはChromeブラウザでアクセスした時に「保護されていません」という警告を2018年7月から表示することを決定しました。
(このことはChromeの新バージョンChrome 68に切り替わるタイミングで実施されます)



https://security.googleblog.com/2018/02/a-secure-web-is-here-to-stay.html

《GoogleによるSSL化要求の変遷》

Googleはこれまでも過去数年にわたって段階的にサイトをSSL化(暗号化)していないサイトに警告を発してきました。

HTTPSをランキングシグナルに使用します(2014年8月7日)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/08/https-as-ranking-signal.html

HTTPSページが優先的にインデックスに登録されるようになります(2015年12月18日)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2015/12/indexing-https-pages-by-default.html

ChromeのHTTP接続におけるセキュリティ強化に向けて(2017年7月21日)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/07/next-steps-toward-more-connection.html

今回の全ページSSL化への勧告は直接的にはSEOに関係ありません。

何故ならGoogleの検索順位を落とすと言っているわけではなく、単にGoogleが無償で提供しているChromeブラウザというWebサイト閲覧ソフトのヘッダー部分に表示されるURL(Webアドレス)の欄の左側に「保護されていません」というメッセージが表示されるだけだからです。



しかし、「保護されていません」という危険性を匂わす言葉が表示されているとChromeのユーザーが「このサイトを見ると個人情報を抜かれるではないか?」だとか、「ウイルスにかかるのでのは無いか・・・」と思ってしまうとそのサイトを見なくなる可能性が生じるのです。

そのサイトを見ないでGoogleの検索結果ページに直帰してしまうと、その事実をGoogleはクッキー等の技術を使って認識します。

そしてユーザーがサイトの内容をほとんど見ないで検索結果ページに直接帰ってしまったということはユーザーが検索したキーワードとサイトの内容が一致していないのではないかと判断することになります。

そうなってしまうと結局は、全ページをSSL化しないとGoogleでの検索順位が下がるということになってしまいます。こうした意味で、今回のGoogleからの勧告は間接的にSEO(検索エンジン最適化)に影響することになるのです。

ところでそもそも何故Googleはここまで私達Webサイト運営者に全ページSSL化を強いるようなことをするのでしょうか?

それは世の中のWebサイトの多くがSSL化されずにユーザーの個人情報を抜き取ったり盗聴するようなリスクがあると検索ユーザーがGoogleで検索するのは危険だと判断してGoogle離れをすることが考えられるからだと思います。

Googleの競合サービスであるFacebook、Instagram、LINE、Twitterなどの大手SNSはSSL化していて安全だけれどGoogleの検索結果に表示され、そこからリンクされている一般のWebサイトの多くがSSL化されていないのでセキュリティ的に危険だと思われたらGoogleを使わずにSNSだけ使えば良いのではと世界の人々が気がつくことを恐れているではないでしょうか?



すでに主要なSNSでは#(ハッシュタグ)検索をしている人たちが増えてきています。特にユーザーと同じ目線、立場の人たちの口コミ情報などを調べる時はGoogleの検索エンジンやそこからリンクされているポータルサイトに登録されている口コミ情報よりも遥かに客観的でスピーディーなものを見つけることが出来ます。

Googleの検索にかかる情報のほとんどはそうしたSNSと比べると鮮度が低い、古い情報だとも言えます。



Webサイト運営者はサイトにある全てのページをSSL化しないと検索ユーザーからの信頼を失いGoogleがこれまで構築してきたマーケティングのエコシステムが枯れてしまう恐れがあるのです。

ここまで来たら今回のGoogleからの勧告に従わなくてはなりません。そうしなければ世界一集客力のある検索エンジン「Google」という私達サイト運営者の集客チャンネルを失うという最悪の結果になるからです。

SSLは無料で実装出来る時代です。次のような良心的な企業が無料SSLを提供しています:

【SSL導入が無料で出来るレンタルサーバー会社】

さくらインターネット
https://www.sakura.ne.jp/function/freessl.html

Xサーバー:無料独自SSL有り
https://www.xserver.ne.jp/functions/service_ssl.php

コアサーバー:無料独自SSL有り
https://www.coreserver.jp/support/manual/security-free-ssl.php

XREA:無料独自SSL有り
https://www.xrea.com/support/manual/security/free/

バリューサーバー:無料独自SSL有り
https://www.value-server.com/startup/free_ssl.html

ロリポップ:無料独自SSL有り
https://lolipop.jp/manual/user/ssl-free-order/

AWS: 無料独自SSL有り
https://aws.amazon.com/jp/

無料SSLでも何も問題はありません。

少しでも早く全サイト、全ページのSSL化を急いで下さい。

そしてせっかく自社サイトを訪れてくれたユーザーを失い、しかも直帰率が上がってしまいGoogleの検索順位を落とすという損をしないようにして下さい。


《関連情報》
【重要】Googleが警告!早急にSSL化しないとChromeユーザーがサイトに来なくなる日が迫っている!
http://www.web-planners.net/blog/archives/000256.html

【要チェック!】SSL導入前に注意すべきことは?
http://www.web-planners.net/blog/archives/000257.html

ヤフージャパンも検索結果にSSLと呼ばれる暗号化プロトコルを使用することになった
http://www.web-planners.net/blog/archives/000149.html

SEOとドメイン(2)どのような時に新しいドメイン名を取得してサイトを開くべきか?

2018年02月03日

前回は、「Googleはドメイン単位でサイトを認識するのか?」という問題を解説しました。
今回も引き続きSEOとドメインについて解説します。

今回のテーマは「どのような時に新しいドメイン名を取得してサイトを開くべきか?」というものです。

「新しいサイトを作ろうと思うがドメイン名はどうすればよいのでしょうか?」という質問を良くいただきます。

こうした質問をいただいた時に私は次の基準で考えるようにお伝えしています。

《どのような時に新しいドメイン名を取得してサイトを開くべきか?》

【1】共用ドメインを使いたく無くなった時

【2】新しい事業領域を開拓する時

【3】既存サイトのテーマと異なるテーマのコンテンツを多数増やしたい時

【4】既存サイトのサブページでは上位表示が困難な時

の4つの基準です。

【1】共用ドメインを使いたく無くなった時

http://www.geocities.jp/suzuki298/
のように他社が所有するドメイン:
www.geocities.jp
の中に自分のサイトを開くことを「共用ドメインを使う」といいます。
共用ドメインを使えば自分でドメインを管理、更新する必要は無いので手間が省けます。

しかし、ドメイン名を所有する企業がいつまでもそのドメインを共用させてくれるとは限りません。
むしろ、共用ドメインは永久不滅のものではなく、いつか使えなくなる時が来ます。

よくあるのが昔から営業しているインターネット接続プロバイダー会社がそれまで顧客に無料で提供していたレンタルサーバーの提供を突然廃止するというの問題があります。いきなりメール1通でサービスの停止を通告するというのは非常に困惑させられます。こうした無責任な方針転換のせいでこれまで非常にたくさんのサイト運営者が迷惑を被ってきました。

今でもこうした無料サービスを提供している企業はありますが、彼らは自社都合でサービスの停止をする可能性が高いことを知るべきです。現在こうしたサービスを使っている方は独自で自社オリジナルのドメイン名を取得してサイトを引越しした方が得策です。

引越しをする際は、必ずページ毎に自動転送をして下さい。

例えば
http://www.geocities.jp/suzuki298/
がトップページでここにアクセスしたら新しいサイトの
http://www.suzuki.com/index.html
に自動転送するだけではなく、

http://www.geocities.jp/suzuki298/help.html
にアクセスしたら自動的に
http://www.suzuki.com/help.html
に転送するようにして下さい。

こうすることにより引越しをしたことにより検索順位が落ちるというリスクを無くすことが出来ます。

共用ドメイン利用のリスクがあるのは無料サーバーを使っている時だけではありません。
楽天市場やヤフーショッピングのようなショッピングモールや美容ポータルサイト、歯科ポータルサイトなどにも同じことが言えます。

これまでもそうした企業の都合で一方的にドメイン名が変更されたり、URL(Webページのアドレス)が変更されてしまい、上位表示が不利になったケースがいくつもあります。

共用ドメインを利用する方は、いつもこうしたリスクを自覚していつでもこちらから解約できる用意をするべきです。

【2】新しい事業領域を開拓する時

次に、新しいドメイン名を取得してサイトを開くべき時は、新しい事業領域を開拓する時です。

ドメインという言葉の意味ですが、「領域」というのが元々の意味です。新しいドメインを取得するのはいつかというと、それは新しい事業領域、つまり新規事業を興す時です。ここで言う新規事業というのはこれまでの事業の延長線上の事業ではなく、全く別のビジネスジャンル=事業領域という意味です。

例えば、これまで
http://www.suzuki-fudousan.com
で不動産のサイトを運営した場合、会社の新規事業で健康食品を販売することになったとします。

その場合、サイト内にこれまで蓄積してきた不動産に関するコンテンツと、これから増やそうとする健康食品のコンテンツは内容がかけ離れており関連性がありません。

確かに、健康食品のサイトを開く時に同じドメイン名を使っても、サイドメニューやヘッダーメニュー、フッターメニュー等のナビゲーションを全て健康食品関連のページへのリンクだけにすればGoogleは別サイトだと認識してくれます。

しかし、お客さんから見ると

http://www.suzuki-fudousan.com

というドメイン名の中に

http://www.suzuki-fudousan.com/kenkoushokuhin/

というサイトがあるのが目に入ってしまうと不動産屋さんが副業で健康食品を売っているのではないかと思うとギャップを感じて信用してくれなくなる可能性があります。

このようにブランドイメージを考えた場合、新しい事業領域を開拓する時が新しいドメイン名を取得してサイトを開く機会になります。

【3】既存サイトのテーマと異なるテーマのコンテンツを多数増やしたい時

これもよくあることですが、例えば、「SEO」というキーワードで上位表示を目指しているサイトに「リスティング広告」をテーマにしたページをたくさん増やすことはサイトに来てくれた人に一定のメリットを与えるはずです。しかし、これまでずっとSEOをテーマにしたコンテンツのあるページだけをサイトに増やしてきた場合、SEOと直接関係の無いテーマである「リスティング広告」をテーマにしたページを2,3ページ追加するのは問題はありません。

しかし、サイトの総ページ数が100ページのサイトにSEOをテーマにしたページがこれまで100ページあったのに、急に「リスティング広告」をテーマにしたページを50ページ追加したとしたらどうでしょう。

サイトの総ページ数150ページのうちその3分の1の50ページが「リスティング広告」をテーマにしたページになるともはやSEOに関する専門サイトとは言えなくなります。SEOテクニックの初歩中の初歩の考えに「専門サイト必勝の法則」というものがあります。専門性が高いサイトであればあるほどGoogle等の検索エンジンでは上位表示しやすくなります。

しかし、この例のように150ページのうちSEOとは関係の無い「リスティング広告」をテーマにしたページを50ページも追加したらSEOの専門サイトでは無くなり上位表示に不利になります。

こうした時に取るべき対策の1つが新しくリスティング広告に関するコンテンツをテーマにしたページを公開するために例えば、「listing-ad.com」というような新しいドメイン名を使ってサイトを公開することです。

そうすれば、SEOの専門サイトは従来通りSEOの専門サイトのままに維持して、新たにリスティング広告の専門サイトはリスティング広告というキーワードで上位表示が目指せるようになります。

【4】既存サイトのサブページでは上位表示が困難な時

もう一つの新ドメインを取るべきケースといのは、既存サイトのサブページでは上位表示が困難なキーワードが有る時です。

例えば、鈴木法律事務所という各法律業務を案内するサイト
www.suzuki-houritsu.com

に:

・債務整理相談 → www.suzuki-houritsu.com/saimuseiri.html
・交通事故相談 → www.suzuki-houritsu.com/kotsujiko.html
・相続相談 → www.suzuki-houritsu.com/souzoku.html
・離婚相談 → www.suzuki-houritsu.com/rikon.html

に関するページが1ページずつあったとします。

しかし、これらのキーワードは成約につながりやすい人気キーワードなので総合案内のサイトにそれぞれ1,2ページ作る程度ではコンテンツ不足で上位表示は困難です。

こうした時に

・債務整理相談 → www.saimuseiri-shibuya.com
・交通事故相談 → www.kotsujiko-shibuya.com
・相続相談 → www.souzoku-shibuya.com
・離婚相談 → www.rikon-shibuya.com

というように独自ドメイン名を取得して専門サイトを開き、それぞれ20ページ以上の各業務に関する専門コンテンツを増やしていけば以前よりも格段に上位表示しやすくなります。

しかも、総合サイトにあるページのコンテンツと専門サイトにあるコンテンツが全く同じものではなく、少しでも表現を変えたり、異なった画像を使うことにより独自性が生まれてくれば、2つのサイトが同時に上位表示することもあります。そうすれば自社のことを認識してくれる新規客の訪問者数が増えてより多くの問い合わせ、申込みが期待できるようになります。

以上ですが、こうした4つのケースのどれかに当てはまる時にこそ新しいドメイン名を取得することを検討して下さい。

Googleがモバイルサイトの読み込み速度をモバイル版Googleの順位決定要因に採用

2018年01月27日


Googleは2018年1月18日に公式ブログで「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」という発表をしました。



https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html

今回の発表での重要ポイントは・・・

● Googleの研究結果によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけていることがわかっている

● 読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていたが、それはデスクトップ検索を対象としていた。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することにした

● 今回の ”Speed Update” は、ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しない

● 検索意図は依然として非常に強いシグナルですので、魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても高い順位に掲載される場合もある

● PageSpeed Insights などのツールを使ってまずは自社のモバイルサイトの読み込み速読を測定してそこに表示される提案に従って、読み込み速度の高速化に努める

という5つになります。

● Googleの研究結果によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけていることがわかっている
→ Googleは



https://www.thinkwithgoogle.com/marketing-resources/data-measurement/mobile-page-speed-new-industry-benchmarks/
にあるように調査結果によるとモバイルサイトのページの読み込み速度が・・・

・1秒〜3秒かかると直帰する可能性が32%高まる
・1秒〜5秒かかると直帰する可能性が90%高まる
・1秒〜6秒かかると直帰する可能性が106%高まる
・1秒〜10秒かかると直帰する可能性が123%高まる


ということがわかりました。スマートフォンを使うモバイルユーザーはかなり読み込み時間の長いページを嫌う傾向があるということがわかりました。 

● 読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていたが、それはデスクトップ検索を対象としていた。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することにした
→ Googleはこれまではデスクトップ版のページの読み込み速度をデスクトップ版Googleとモバイル版Googleの検索順位算定基準として採用していましたが、これだと大きな矛盾が生じます。その矛盾とは、モバイル版サイトの読み込み速度が遅くても、デスクトップ版サイトの読み込み速度が速ければモバイル版サイトの評価が高くなるというものです。

この矛盾を解消するためにもモバイル版Googleのユーザーが見るモバイル版サイトの読み込み速度をモバイル版Googleの検索順位算定基準として採用することになったということです。

ということは、私達サイト運営者は、早急にモバイル版サイトの読み込み速度を改善することが必要になったということです。

● 今回の ”Speed Update” は、ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しない
→ ただし、読み込み速度を改善するべきモバイル版サイトは、現在読み込み速度が「著しく遅いサイト」に関してだということです。現在ある程度快適な速度で読み込めるサイトをさらに高速化したとしてもモバイル版Googleの順位が上がるということは無いということです。

では、現在読み込み速度が「著しく遅いサイト」というのはどの程度のものかというと:

(1)サーバー会社が混雑しているためにページのダウンロード速度が他の一般的なサイトを見る時よりも遅く感じる場合

(2)WordPressのプラグインが悪さをしているためにWordPressで作ったサイトの表示速度が著しく遅い場合

(3)画像が通常のモバイル版サイトのものとしてはサイズが著しく重い場合

この3つくらいのケースです。

サーバー会社が混雑することが起きてきたら早急に別のアカウントを取得してそこに引越しをするか、それでも遅ければ他のレンタルサーバー会社に引越しをすることをおすすめします。

サーバー会社に問題がある場合、どんなに苦情を言った所で通常、他のユーザーのサイトが混雑してきているか、サーバーにリソースを喰うプログラムを実行しているためであることがほとんどです。その場合、サーバー会社の態度は比較的中立な態度をとろうとするため多くの場合改善はされません。サーバー会社側の対応を待つ余裕はありません。読み込み速度が「著しく遅いサイト」になってしまっているということはたくさんのユーザーがサイトを離脱していることを意味します。かなりの経済的損害になります。サーバー会社側の対応を待つのではなく、自らが即決して行動を起こして下さい。これが最速の改善策です。

WordPressのプラグインが悪さをしているとページを表示する速度が著しく遅くなることがあります。それどころかページが表示されなくなることもあります。こうした問題に陥ったらWordPressに詳しい専門家に相談して最新のプラグインに差し替えてもらうか、それが無理な場合はWordPressを捨てて、他のCMS(コンテンツマネージメントシステム)のMovableTypeなどを使うことを検討して下さい。

画像が通常のモバイル版サイトのものとしては重い場合は、TinyJPG等のロスレス圧縮サイトなどでモバイルサイトで使用する画像を圧縮してみて下さい。ほとんどの場合70%以上軽量化することが可能でかなりの改善が見られます。



https://tinyjpg.com/

● 検索意図は依然として非常に強いシグナルですので、魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても高い順位に掲載される場合もある
→ ページの読み込み速度は確かに重要ですが、それよりも遥かに重要なのは、検索ユーザーが求めるコンテンツのみをモバイルページに掲載することです。

検索ユーザーがその時求めない広告や、他の商材ページへのリンク等が目立っていたら目立たない場所に移動することも有効な対策です。

● PageSpeed Insights などのツールを使ってまずは自社のモバイルサイトの読み込み速読を測定してそこに表示される提案に従って、読み込み速度の高速化に努める
→ PageSpeed Insightsを使うとモバイルサイトの読み込み速度が点数化されて表示されるだけではなく、ページ内のどこに問題があるのか非常に具体的に教えてくれるのでそれに従って速度の改善をすることが求められます。PageSpeed Insightsの得点ですが、100点を目指そうとすると弊害も出てくるので少なくとも70%以上になるように改善することをお勧めします。



https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

以上ですが、Googleはモバイルファーストインデックスへの移行作業をこうして着々と進めています。

モバイルサイト第一主義の考えをもってサイト運営を実践するようにして心がけて下さい。

SEOとドメイン(1)Googleはドメイン単位でサイトを認識するのか?

2018年01月13日

昨日、会員さんとのグループコンサルティングでドメインに関していくつも質問をいただきました。
SEOを実施する上で時々出くわす問題でよくあるのがドメイン名をどうしたら良いのかという問題があります。

ドメイン名というのは:

www.suzuki.com



suzuki.com

の部分、

auction.yahoo.co.jp



yahoo.co.jp

の部分で、そのサイトのWeb上の住所の根幹を成す部分です。

Googleは基本的には、ドメイン名単位でサイトを評価します。

Googleからの評価が高いドメイン名にあるページは比較的短期間で検索エンジンに反映され、かつ上位表示しやすい傾向があります。

例えば、有名な雑誌のWebサイトにたまたまダイエットの記事を投稿しただけで、「ダイエット」で上位表示されることがあります。

下の画像は、「ダイエット」で検索した時のGoogleの検索結果1ページ目の様子です。



1位は有名な女性向けファッション雑誌のWebサイトで、3位は女性向けWebメディアで、4位は有名な求人ポータル会社が運営しているWebメディアです。

それらのサイトはダイエットのページだけがあるのではなく、ファッションや、恋愛、子育て、仕事情報、テクノロジーと幅広いジャンルのページのある総合的なメディアサイトでしかありません。

にもかかわらず、たまたま書いた記事が「ダイエット」という難関キーワードで上位表示しているのは記事の質の高さ、面白さもあると思いますが、ほとんどはドメインの評価が高いからです。

ではドメインの評価はどのようにすれば高めることが出来るのかというと:

(1)トラフィックを増やす
→ 様々な人気記事を書いてそれらをGoogleで上位表示させて、Googleからのトラフィック(アクセス数)を稼ぐこと

(2)ユーザーエンゲージメントを高める
→ サイト滞在時間を長くする、平均ページビューを増やす、直帰率を下げることなどが成功するとGoogleはそのサイトに対してユーザーが愛着を持っていると判断してサイトのあるドメインの評価を高めることになります

(3)信頼できるサイト、関連性の高いサイトからの被リンクを増やす
→ Googleは今でもサイトの人気度を測定するにあたって他のドメインのサイトからのリンク、特に信頼できるサイト(権威のあるサイト)や関連性の高いテーマのサイトからの外部リンクの数を参考にしています。

という3つの対策があります。

このようにGoogleはドメイン名の評価をして、ドメイン名の評価の高いWebサイトにあるページの順位を高くする傾向があります。
しかし、これはあくまでも「基本的な」評価基準でしかありません。

例外があるのです。

Googleからの評価の高いドメイン名に1つの会社のサイトだけがある場合は、こうした評価方式は上手く機能します。

しかし、評価の高いドメインの中に全く別の会社や個人のサイトがいくつも置かれていた場合はどうでしょうか?

例えば、ジオシティーズというヤフージャパンが運営する無料ホームページ作成サービスがあります。

ジオシティーズは誰でも

www.geocities.jp

というドメイン名

を使って自分のWebサイトを開くことが出来るサービスです。

例:
http://www.geocities.jp/suzuki298/

この場合、誰もがジオシティーズでサイトを開けば上位表示していまうという矛盾が生じてしまいます。

そうなると一番迷惑するのは有益なサイトを探しているGoogleのユーザーです。

www.geocities.jpというドメインの中にサイトを持っているというだけでコンテンツが充実していないサイトが、コンテンツの信頼性が低いサイトが検索の上位に表示されてしまうとユーザーは時間を無駄にすることになります。

こうしたことが続けばGoogle自体がユーザーの信頼を失い潰れてしまうことになります。

こうした事態を避けるためにGoogleはドメイン名が同じでもそれぞれのページが同じサイトのページなのか、それとも別のサイトのページなのかを判断しています。

どこで判断しているのでしょうか?

一番考えられるのは、サイト内のメニュー(ナビゲーション)です。



メニューを見た時にそのほとんどがパン屋さんのページへのリンクならばそのページはパン屋さんのサイトの中のページであり、ジオシティーズ本体のページではないとGoogleは判断してむやみにそのページを上位表示することはしません。

一方、ページのメニューを見た時にそのほとんどがジオシティーズの使い方に関するページや、申込みページへのリンクならばそのページはジオシティーズのページだと判断して高く評価します。

このようにドメイン名は確かに重要ですが、Googleはドメイン名だけで全てを評価せずにページ内のリンク構造などを重要視するのです。

ぜひこうした点に気をつけて自社サイトをどのドメインで開くかを決めるようにして下さい。

次回もさらにドメイン名を使う時の注意点について解説します。

検索結果に表示されるサイト紹介文の文字数が増えた!検索結果ページをイジるGoogleの思惑は?

2018年01月04日
新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

昨年末以来、最近私のところに寄せられている質問で多いのが「Googleの検索結果ページに表示される文字数が増えたがどうすればよいのでしょうか?」というものです。

昨年12月初旬に米国のSEO業界ニュースサイト Search Engine LandによるとGoogleのスポークスマンが:
We recently made a change to provide more descriptive and useful snippets, to help people better understand how pages are relevant to their searches. This resulted in snippets becoming slightly longer, on average.
『Googleは検索ユーザーが検索キーワードに関連性の高いページを見つけられるようにするためにページ紹介文の情報量を増加させました』

と発表したということです。


https://searchengineland.com/google-officially-increases-length-snippets-search-results-287596


実際にこの日本でもWebページの紹介文 = スニペット が従来120文字前後だったものが240文字前後まで増えています。

下図は本日(2018年1月4日)にPC版Googleで「インプラント」というキーワードで検索したキャプチャーです。



スニペットの文字数は1位のサイトが248文字、3位が233文字、4位が249文字(いずれもスペースは無視)というように従来の120文字の約2倍の240文字前後まで増えていることがわかります。

しかし、2位のサイトは98文字で5位のサイトも65文字というように少なめになっています。

この違いですが、検索キーワードと関連性が高いスニペットがページ内のメタディスクリプションにかかれている場合はそれがそのまま検索結果上に表示され、関連性が低いスニペットがページ内のメタディスクリプションにかかれている場合、Googleが独自のアルゴリズムにより自動的にスニペットを長めに創作しているということが分かっています。

こうした変化が起きた今、私達サイト管理者には3つの選択肢があります:

(1)従来通り各ページのメタディスクリプションには120文字までの範囲でページの紹介文を記述する

(2)各ページのメタディスクリプションには240文字前後までギリギリ一杯紹介文を記述する

(3)各ページのメタディスクリプションには何も書かないようにしてGoogleが自動的に240文字まで創作するようにする

(3)の選択肢はリスクがあります。何故ならGoogleは公式サイトにおいてなるべくページ毎に異なった紹介文をメタディスクリプションに記述するように推奨しているからです。


 
※ 出典:「検索結果に効果的なタイトルとスニペットを作成する」
https://support.google.com/webmasters/answer/35624?hl=ja

(2)の選択肢は一見正しいように見えるかも知れません。何故ならGoogleが240文字前後まで表示する文字数を増やしたのだからそれに従って240文字前後まで紹介文を作文するのは当然だと感じるからです。

しかし、紹介文というのは長ければ良いというものでは無いはずです。長い文章はユーザーによって読む手間が増えます。120文字以内だったものが240文字になれば手間は二倍になります。

反対に従来のように短く120文字以内ならば一目でそのページの意味がつかみやすくなるはずです。

このように読みやすさという意味でも120文字以内がベストだと私は思います。

実際に長くなったスニペットを見てみてもゴチャゴチャしているだけで読む気になれません。

見にくくなるという以外にもスニペットを240文字前後に増やすのには他にも2つのデメリットがあります。

1つは、膨大な数のページのメタディスクリプションを240文字まで増やす手間です。もう1つはGoogleがまた表示する文字数を120文字以下に減らすというリスクです。もし元の文字数に戻されてしまったら結局途中までしか表示されなくなり自社のサイトが不利になることが十分考えられます。

それでも240文字近くまで増やしたいという場合は、いつでも元の120文字以内に戻せるように全ページのメタディスクリプション内に記述した紹介文のバックアップをとっておくべきでしょう。

しばらく様子を見ないとわかりませんが、現時点では少なくともスニペットを増やすのには:

デメリット1:
長くなったスニペットを見てみてもゴチャゴチャしているだけで読む気になれない


デメリット2:
膨大な数のページのメタディスクリプションを240文字まで増やすのにはかなりの手間がかかる


デメリット3:
Googleがまた表示する文字数を120文字以下に減らすというリスクがある


以上ですが、今回のスニペットの文字数の増量についての対応は「様子見」が一番だと思います。

最後に何故今になってGoogleが検索結果ページをイジるのか、その思惑は何かです。

スポークスマンが言っているのは検索ユーザーが検索キーワードに関連性の高いページを見つけられるようにするためにページ紹介文の情報量を増加させたというのが理由です。

しかし、Googleの発表をそのまま鵜呑みにするだけでは能がありません。

その背景、つまり裏の意図は何か?1つ考えられるのは同じ検索結果ページ上に表示されるAdwords広告のクリック率を高めることが理由かも知れません。

従来のように120文字以内だとAdwords広告の紹介文とほとんど変わりませんが、240文字も書かれていれば広告の紹介文とは違った印象になるはずです。

特に、アルゴリズムによって自動的に創作される240文字近くのスニペットはゴチャゴチャしており、何が言いたいのかがひと目ではわかりにくい傾向があります。

自然検索のスニペットは読みづらくて、Adwords広告のほうは読みやすい洗練された文章ならば広告嫌いの検索ユーザーもクリックする可能性が高まるのではないでしょうか?

広告ブロックソフトも出回り益々ネット広告が多くのユーザーにとって迷惑な存在になるなかで広告のほうがよく見えるようになればGoogleの広告収入も増える可能性があります。

今後もGoogleは自由にその検索結果ページをイジるはずですが、すぐに追随するのではなく、冷静な判断が求められます。
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鈴木将司
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